ウォレット金具使用説明

ウォレット側に付くパーツの使用法はこうでした。
使用するネジを付ける方法を少し変えたんです。

アウルズコンチョと同じでシルバー製のネジを使おうと考えていたのですが、総重量200グラムを超えるような物を装着するには、少し強度的に心配があったのです。
その為、既製品の真鍮またはステンレス製の物を使用する事を前提に製作しました。
しかし、これらの素材もパーツと合体する際、ロウ付けをしてしまうと強度的に大きく下がってしまいます。
そこで、この合体方法を考えたんですね。
石留めにある「覆輪留め」と同じやり方で、ネジをロックしてやります。
保険でボンドを流しておけば問題なしです。
この部分が壊れる事はまずないでしょう。

これがこの形の理由でした。
中に爪を削り出していたと言う訳です。
小さな事ですがこれも、より良い物を作るための大切な行程なんですね。

シルバーだと強度的に問題があると言いましたが、これは量産を考えたキャスト製法の場合です。
毎回手作りで1つずつ製作すれば問題ありません。
しかし、それだと値段の方に問題が発生してしまうので却下しました。
ご要望がありましたらネジもシルバーで製作します。
少し、お値段がプラスされますけどね(笑

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