ロゴバックル製作完了

一気に行きます!

裏の金具の本付けです。
金具には芯を立ててあるのでロウ付けは楽チンです
この作業をしておくと強度が増すばかりか、作業も楽になるので
間違いなく欠かすことの出来ない作業となります。
こんな感じに完全にロウをまわします。
同じくベルトループも付けて裏のロウ付けは完了です。
本付けなので5分ロウを使用しました。
いよいよ表の本付け作業となります。
7分のロウを切れ目無く完璧に流します。
火の当て方が勝負の鍵ですね。
とにかく一気に流そうとは思わない方が良いような気がします。
慎重に確実にロウをまわしていくのがキモです。
流れました。
なんとか綺麗に流せました。
品物が大きいので、非常に苦労したというのが本当の所です(涙
決して楽勝ではなかったですね。
金ブラシで表面を軽く磨いた状態です。
やっと完全に形になりました・・・・
一安心ですね(笑
裏もいい感じです。


ここまでが組み立て作業です。
私自身この様な大物のロウ付けは未知の世界でしたので、今回はとても勉強になりました。
と、同時にやはりシルバーというのは非常に難しい地金だという事を再認識しましたね。
私が思うに、シルバーの組み立てで最も重要なのは「火加減」と「焦らぬ気持ち」です(笑


イブシ前の仕上げが終わった状態です。
想像通り火ムラが凄かったので随分と時間がかかりました。
文字プレートとロゴマークの周りの余計なロウも完全に取り去ってやります。
こんな感じですね。
綺麗にロウを取り除く事により、美しい一体感が生まれます。
裏も同じくピカピカにします。
完全に仕上げが終わったら黒くします。
この方が最終的な上がりが美しくなりますからね。
今更ですが、大きさはこんなでした(笑
通常サイズのタバコの箱と殆ど同じ大きさです。


最終的な磨き上げは磨き粉を付けて手作業です。
1度、いつも通りにバフ等を使いピカピカにしたのですが、何となく不自然な輝きだったのでやり直しました。
結果的に手で磨き上げた方が輝きに深みが増し、満足のいく仕上がりになったと思います。
イブシの落ち具合も回転系の研磨道具で落とすよりも、布で拭いたほうが自然に色がボケましたしね(笑
今回は全ての行程で勉強になりました。
完成したものはオーダーワークに載せますのでお楽しみに!

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