メタルエンボッシングをやってみよう!



以前より打ち出しをやるにあたりイメージを含ませる為に何かお手軽なものは無いのか?と考えていました。
今まではまず粘土で大体の立体感を掴んでから打ち出す順番を考えるというやり方を取っていましたが、常に頭の中では「他に何かないかな?」
というのがあったんですね。
それが見つかりました。
いつも行くホームセンターの趣味のコーナーに突然それはあったんです。
どうやらまだ新しいメタルクラフトのようですね。
名前は「メタルエンボッシング」といいます。
詳しい歴史は特に調べる必要もないのでよくわかりませんが、むかしからあるメタルクラフトをより簡単に誰でも出来るように改善された物のようです。
材料には錫を主体とした合金を使用します。
もの凄く柔らかいので加工がメチャクチャ楽なんですね。
これは使える!と速攻で買いました(笑
あくまでも打ち出しのイメージを掴む為の素材ではありますが、加工が楽というのと材料がそんなに高くないという事から、自分用の飾り物には使えそうです♪
練習とイメージを掴みながらもカッコ良い看板なんか作っちゃう気でいます。
アウルズの展示コーナーにドカ〜ンとお洒落なプレートがあったら良いですからね!
と、いうわけで早速練習開始です。
シルバーアクセサリーとは関係ありませんが興味のある方はご覧下さい。
まあ、後々関係してきますけどね(笑


まずはトレーシングペーパーにデザインを書きます。
大きさは20cm×13cm程です
折角なので大きいのをやっちゃいます!
それをピューターと呼ばれる錫93%の合金に貼り付けてトレースします。
解説では表側を貼ってトレースした後に、裏からも線をなぞるとなっていた
のですがそれをする意味がわからなかったので無視して裏にしてやってみました。

やってみた結果ですが表側からトレースした方が良いですね(笑
今回の練習で購入した正規の道具はこの2本だけです。
他のは作れるので買いませんでした(笑
この道具も作れるのですが、買った理由は直ぐに試したかったからです・・・
そして思惑通りに直ぐにやりました。
コイツを使って下書きをトレースしてやります
表から見るとこんな感じですね
ポッコリ線が浮き出ました
想像以上に柔らかい素材でした
試しに端っこをグッと押したら直ぐに貫通しましたしね
気を付けなくては・・・・
更に強く裏から線をなぞります
一気にやっては駄目のようです
ポコポコになりました(笑
次からの行程は全てオリジナルの道具での作業となります。
まずはワックスで使うスパチュラを加工したものです。
刃を落としてあります
打ち出しのイメージを掴む為にやるので、押し出す道具は打ち出し様の
タガネを使いました。
タガネを使って裏から押し出していきます。
超柔らかいです
表はこんな感じ
ライオンさんも
センターのロゴもグイグイ押し出します
そしたら表はこんな感じにになりました。
センターの騎士とアカンサスの葉だよね?って感じです
何処で柄が始まり終わっているのか解かりません(涙
ロゴはギリギリわかるかな?
ライオンさんはボヤケ過ぎですね(笑
次にやる事は表からアウトラインを抑えてやる作業です
そこにはこれを使います。
打ち出しのタガネでも表から抑える専用のやつがあるのですが、
小回りが効かないのでこれを使います。
これを使えばこんなのが・・・・・
シャキッとします!!
ロゴもシャキッ!!
センターの騎士と右側の葉だけシャキッ!!
左側の葉と比べると一目瞭然ですよね
表側を向けてトレースしなかったのがこの作業で悔やまれました・・・
なぜなら殆どトレースすべきラインが見えなかったからです(涙
キズを付けるという意味でも今度は表からちゃんとやります!!
一応アウトラインを抑えるのが終わりました
相当時間が掛かりましたね
ロゴは良い感じ♪
アカンサスの葉はゴチャゴチャし過ぎにより不完全燃焼と言った感じです
後は意外と立体感はでないようで、イメージとは大きく違ってしまいました(涙


正真正銘一発目です
何がマズかったって、いきなりゴチャゴチャしたのをやりすぎました・・・・
全くもって下手すぎるので当然仕上げまではやりません(涙
ただ、流れとコツがわかったので次はもう少しましになると思います。
せめてライオンだけとかで練習した方が良さそうでもありますね(笑
初めてこれをやった感じですが、柔らかすぎるので想像よりも全体に影響が出てしまうという事です。
シルバーを使った打ち出しだと、そこまで周りに影響がないので叩いた所だけがモッコリするのですが、これはそうではないという事ですね。
後ろから押し出す順番が非常に重要なんです。
最後に表からアウトラインを抑えて終わりにするというのが理想なのかな?
足りない所をまた押し出すと全体に影響がでてしまうのでちょっと苦戦というか予想と違う形になってしまいました(涙
葉っぱの部分やライオンの肉質等は高さの具合をかなり意識して押し出さないと決まらないようですね
後から修正が効くと思っていたのが大きな間違いでしたね(涙
これらを踏まえて練習を行なっていきたいと思います。
それにしても楽しいなコレは(笑

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