ライオンバックル製作中


いよいよシルバーで製作していきます。
銅版の方が圧倒的に柔らかく加工しやすい為、シルバーでの作業は倍の手間が掛かります。
焦らず、慎重に作業を進めていくのです。
大体形になってきました。
銅版の最終プロトと比べて見ても、大きさや形がそんなに違っていないのがお分かりいただけると思います
この様に同じ規格で物を作る事が出来るようになる為に、練習の中で使う道具を選抜したり、新たに作ったりするのです。
裏から見るとこんな感じです。
裏から叩き出して成形しているので、表と同じ絵が凹んで出現します。
ライオンを打ち出し終わったら次は周りの処理に移ります。
ライオン本体が鏡面仕上げなので、周りはより立体感を持たせる為に細かいタガネで凹ましイブシます。
そうする事により、ライオンが浮き出て見えるというわけです。
周りの処理が終わったらバックルの外周を糸ノコで切り出します。
最初は目でバランスを見て切り出し、次は写真のようなジャンボものさしを使い正確にバランスを見て修正していきます。
本体を切り出し終わったら次は裏板です。
強度を出す為sv900を使っているのですが、非常に硬いため本体の湾曲に合わせて曲げるのに苦労します。
合わせ終ったら本体に合わせて切り出します。
これで完成です。
何千回小槌を打ち下ろした事か・・・・・。
殆ど裏から打ち出して成形する為仕上げは楽なんですけどね。大きさは大体8cm×8cmです
次は金具のデザインと製作です。まだまだ時間がかかりますね。
このバックルはオーダーで作っているのですが、もう既に手放したくありません(笑)

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