KNAVEリング製作中

KNAVE」というブランドさんから、ブランド設立一周年記念リングの製作という、とても意味のある大切な仕事を頼まれました。
新宿区のマークを上面に「ドーン」と持ってきます。
今回の仕事はブログで少し触れましたが、スーパーコンピューターを用いて製作していきたいと思います。
リングのサイドにはブランドロゴを彫り込みます

より正確に、それでいて量産に耐えうる所まで線を少し修正しました。
これをしないとゴム型を用いる量産では表現出来ない可能性があるのです。
スーパーコンピューターの凄い所はたくさんあるのですが、その内の1つとして、パソコンで書いたデザインが、直ぐにプリントアウト出来て、お客様に見せられるという事もあります。
この様にデザイン画の時点で打ち合わせをすれば、極端な原型修正をしなくてもよいということです。
時間的にも、労力的にもかなり無駄を省けます。
これがスーパーコンピューターで製作されたものです
ワックスとは明らかに違います。
しかし、普通のワックスと同じ筒でキャスト出来るというのがこれまた凄い所です。
下から地層の様に少しずつ成形されていきます。
これ自体を削れない事もないのですが、非常に欠けやすいため触らないのが無難でしょう。
原型完成です。
蓄積されて成形していく為多少のザラつきがあるのでそれを滑らかにする程度の修正です。
パソコン上で描いた物がそのまま地金になるというのは脅威ですね。
この様な制作方法も上手く取り入れながら、従来通り手作りも大切にしていったのならば、きっと「何でも出来る」のでしょうね。

因みにこのスーパーコンピューターを用いた仕事は少々お高いですけど・・・

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