リアルドクロパーツの出来るまで

今回はライオンヘッド金具の時より詳しくはありませんが、ワックス作業を載せていきます。

そんな訳でいきなりここからです(笑)
基本はやはり長方形のブロックからですね
そこから少しずつ削りだしていきます。
私がドクロを彫る時は、写真と小さな標本を見ながら削ります。標本があると見たまんまを削っていけば良いので非常に楽です。
見たまんまになるように、削れないリューターやキサゲ、彫刻刀等で様子を見ながら削ってやります
荒削りが終わったら角を取っていき、丸みを持たせていきます。
口の脇を抜くので外周の成形はこの時点で殆ど済ませてしまいます。
そして、口の脇を抜き歯の部分も上下に分けます。
抜いた周辺の成形をします。
このように、1つの作業を確実に終わらせながら進めていくのがキモです。
目も単純に丸く開けるのではなく、中心に向かって絞りながら開けていきます。
表面にくる穴の出口で目の輪郭を表現する感じです。
それが終わったら、内部に少し丸みを持たせてやるといい感じになります。

・・・と、言うか難しく考えずに、見たまんま削るとラインが揃ってくるんですけどね。
歯を削り、上下の顎に細かい彫りを入れて表面は終わりです。
後は裏を激しく抜いて完成ですね。


こんな感じになりました。
原型の時は商品上がりが最終目標となるので、少し深目に彫り込んでやります。
ワックスの作業でその見極めは非常に大切です
浅すぎても深すぎても駄目ですからね。
ベストなバランスで全体を彫り込んでいく必要があるということですね。
これは色々使えそうな物が出来ましたね・・・
これがどうなっていくかはもう少し先になりそうですけど・・・

お楽しみに!

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