Order (注文)Work(細工) Laborious(骨折って)'S(複数形)の略
注文がきたら、入念に作り上げますという意味(造語)


フクロウはローマ神話の知恵、芸術、戦術の女神ミネルヴァ神の象徴です。
ギリシャ神話の知恵、学芸、戦術、工芸の女神アテネと同一視されています。
ローマでは国民の休日で3月19日が
「ミネルヴァの日」として制定されています。

そのためアウルズのブランドロゴには芸術、工芸のシンボルである
フクロウを型取った枠に、319=サイク=細工と刻みました。



   





貴金属製作の仕事について10数年
現在も日々、より良い物を作るために精進しております。

そんな私が今までに培った技術を駆使して
様々なモチーフやアイテムを最良と思われる形でまとめ上げる。

原型製作、手造り、製品加工
時には数百万円もするハイジュエリー達と同じ流れの中で

「アウルズ」を作る事の出来る環境を誇りに思い
作品創りを続けていきます。







 




アウルズでは「飾り紋」に使用された様々な意匠をモチーフとしています。

飾り紋「クレスト」とは西洋の兜の頂きにつけられた装飾家紋です。
下に示すように騎士の兜頂を飾って、騎士の家柄、氏名を明らかにするもので、戦闘中の識別、あるいは武術競技の際の識別の必要から発達しました。


飾り紋は盾上に描かれる盾紋と並ぶ重要さを持つ家紋ですが、これが斜めに置いた盾の上に兜を載せた形の紋章
更に盾持ち、巻物、銘句を加えた、複雑、華麗をきわめた紋章へと発展しました。

今現在も、様々な企業や団体等がオリジナルの紋章をデザインして使用しているので
色んな場所でよく目にする事が出来ます。

飾り紋に使われる意匠は、人物、動物,空想的動物、植物、天体、工芸品、武器等、多彩を極めています。

騎乗試合の際などに自分のアイデンティティを示すものの一つとして、自分にとって意味のある意匠を選び
兜の上に自分を象徴するための飾りを乗せていました。

これらのものが、遠くからでもよく目に付くように図案化されていたのです。

アウルズではそれらの意味のある意匠をモチーフにする事で

「アクセサリーをより身近な物へと感じさせてくれるのでは?」

と考えました。

単純にカッコ良いからではなく、意味のあるモチーフを手にする事で、お守りの役割を果たしてくれたり
自分のアイデンティティを表現してくれる物こそが
あなたにとっての本当のオリジナルシルバーアクセサリーだと私は思います。

アウルズの手掛けたモチーフの中に、あなたのアイデンティティが存在する事を願い
私は様々なモチーフを製作していきたいと思います。



参考資料 マール社「西洋の飾り紋」より